転職活動に興味があるけど、どんな行動がNGなのかよくわかりませんよね。
筆者も転職活動にチャレンジしたときは闇雲に動きました。
しかし、転職活動を経験した後で後悔していることがあります。

もっとうまく転職エージェントを活用すればよかった…
本記事では筆者が実践してしまったNG行動を通じて、
転職活動の成功率を上げるためにやってはいけないNG行動4選を解説します。
転職エージェントとのお付き合いは見た目ほど簡単ではありません。
この記事の失敗談を見ることで、エージェント選びを失敗する確率が格段に下がります。
\この記事で書いている人/
・30代男性 / 国立大学文系学部卒
・通信会社に事務系総合職新卒入社 ⇒ 転職活動で大手企業に4社内定
・「企画職」×「データ分析」を中心にアピールし内定GET
・妻子あり3人家族 実家支援なし
・主にお世話になったエージェント
①ビズリーチ 提携各社 ②JACリクルートメント ③リクルートエージェント
\この記事でわかること/
本記事では著者の実体験をもとに、転職エージェントとの関わり方を解説
・転職エージェントは仲間ではなくビジネスパートナー
・主体的に動かないと転職エージェントの利益に巻き込まれる
・どんな行動したらダメ?
- NG行動1 転職エージェントを厳選しない
- NG行動2 転職エージェントに登録前に職務経歴書を準備しない
- NG行動3 転職務経歴書を一人で完璧に仕上げようとする
- NG行動4 転職理由を曖昧にしたまま活動する
転職エージェントで失敗する理由は受け身だから
転職エージェントは頼もしい存在ですが、使い方を間違えると逆効果になりかねません。
実際、私も最初の数週間は
「転職ってこんなに大変なの!?」
「なんで希望していない条件の求人ばかり紹介されるんだろう」
「この転職エージェントを信じていいのかな」
と混乱していました。
何も考えていなかった私は転職エージェントが何とかしてくれるもの、と考えていたのです。
ですが、求職者と転職エージェントは決定的に目標が異なります。
転職エージェントは、究極的に求職者が内定し入社を決めれば売上が上がります。
しかし、求職者は自身の理想を叶えなければ理想の転職とは言えません
\求職者と転職エージェントの目的の違い/

頼れる存在である転職エージェントですが、
目標を同一とする仲間ではなくビジネスパートナーです。
距離感を意識して、双方の利益最大化を目指しましょう。
転職エージェントをビジネスパートナーであることを理解していないため、
転職活動を受け身に進めてしまい、失敗してしまうのです。
受け身とは具体的に行動を指すのでしょうか?
以下にリストアップした、私の転職活動経験での失敗談をもとに解説します。
✓ 同時に4人の転職エージェントを経由して選考へ進んだ
✓ 職務経歴書を一切準備せず転職エージェントに登録した
✓ 職務経歴書を完璧に仕上げてから転職エージェントに見ようとした
✓ 転職エージェントが勧めるままに求人を応募した
NG行動① 転職エージェントを厳選しない

一人のエージェントだったら不安だから、
4人くらいのエージェントと転職活動を進めよう!

……あれ?なんか滅茶苦茶忙しいぞ?
調整に時間もかかるし、
誰と何を話したかわからなくなってきた!
転職エージェント1人と転職活動を進めるのは、確かに危険です。
相性の悪い人なのに選考まで流されてしまったら、転職活動意欲にも関わります。
だからといって複数人と連絡をしていては、コミュニケーションコストが増大します。
そうなると現職や日常生活に支障を来すようになり、本末転倒です。
ではどうすればいいのか。
最初にお付き合いする転職エージェントを厳選すればいいのです。
転職エージェントは何も面談したら必ず選考に進まないといけないわけではありません。
複数回の面談をこなし、相性のよいエージェントを絞り込むことができます。
はじめは面談数に疲労困憊になると思いますが、
選考中に複数人のエージェントと連絡することと比べると100倍マシです。
さらに複数人と話していると、
「この人とは相性がよさそうだな」
「この人は優れた支援をしてくれそうだな」
とわかってきます。
納得のいくまで面談を繰り返し、相性のよい転職エージェントを見つけましょう。
良い担当者のサイン/悪い担当者のサイン
参考までに筆者が相性の良かった/悪かったエージェントの特徴をご紹介します。
✓ 面談や事前アンケートで丁寧にヒアリングしてくれる
✓ 本音の転職理由を大切にしてくれる
✓ 希望の転職理由を軸に求人を紹介してくれる
✓ 基本24時間以内に返信される
✓ 前職の職務名だけで、碌にヒアリングせず求人を大量に送ってくる
✓ 返信が36時間以上かかる
✓ 1回で10社以上の求人を送ってくる
✓ 内定が得やすいという理由で無理に求人を進めてくる
転職エージェントの厳選をするには、ビズリーチがおすすめです。
NG行動② 転職エージェント登録前に職務経歴書を用意しない

転職するぞ!
さあとりあえず転職エージェントに登録だ!

…あ、はい。職務経歴書は…はい。作ってないです。
あ、そうですね。ちょっと会社に不満がありまして。
ええ。まあ、はい。そんな感じで……
転職を決意した私は即転職エージェントに登録しました。
転職エージェントのWEBサイトでも「まずは登録を!」と書いてるし、
勢いで進めても問題ないと思っていたのです。
ですが、転職エージェントに登録したらすぐに面談のアポが入ります。
そこに無策で進んでいくと冒頭の私のように碌な会話になりません。
「次の面談で職務経歴書作成してきてくださいね~^^」となるだけです。
そうなっときに何が困るでしょうか?
転職エージェントに自身の商品価値を伝えることができない点が致命的です。
我々はビジネスパートナーの関係です。
組む価値がないと思われれば、適当にあしらわれてしまいます。
職務経歴書すら書いていない冷やかしと扱われてしまう可能性すらあります。
完璧なものを作る必要はありません。50点でいいです。
肝心なのは職務経歴書をいったん作成完了しているという事実を、
転職エージェントに伝えて、あなたの熱意を伝えることです。
優れたエージェントほど、我々を目利きしてきます。
最低でも熱意を伝える準備はしておきましょう。
NG行動③ 職務経歴書を一人で完璧に仕上げようとする

うーん、自分のキャリアのことだけどうまく書けないな
まだまだ完成には程遠いから、面談日をリスケしてもらおう

…一向に納得いくクオリティにできない。
面談日さらにリスケしてもらおうかな
「自分の経歴書なんだから、ピカピカの完成度に仕上げよう!」
私はこのように意気込んでいました。これも大きな間違いです。
主体的に考えているようで、自分のプライドを優先する受け身行動です。
私は1週間かけて作り込んだ経歴書を持ち込みました。
が、エージェントから大量の指摘を受け、何度かやり取りを経て納得の出来栄えに。
こんなことだったら最初から相談しておけばよかった…と強く反省しました。
仕事と全く同じですよね。
職務経歴書は作品ではなく、応募企業へのアピール材料です。
企業によってアピールすべきポイントは異なります。
そのポイントをエージェントは知っています。
ここはエージェントへの頼りどころ。しっかり活用しましょう。
NG行動④ 転職理由を曖昧なまま活動する

あれ?この求人、希望してた職務じゃない……
確かに現職では経験あるけど、軸とズレるな

でも、エージェントさんも熱心に推してくれるし、
自分のスキル求めてくれてるみたいだし、
悪いからとりあえず応募しようかな
重要なので2回目です。
転職エージェントは強力な味方ですが、仲間ではありません。ビジネスパートナーです。
彼らには彼らの目的があります。
エージェントにとって、より給料が高く転職してもらうことが最低目標です。
求職者の理想ではない内定でもエージェントの売り上げに繋がります。
あるエージェントからは以下のような趣旨の求人を複数紹介され、
危うく転職の軸をズラすような選考に労力を費やすことになりかけました。
✓ 理想とかけ離れた、現実的に受かりそうな求人
✓ 給料だけ高いけど、他の待遇は最低な求人
✓ キャリアチェンジを希望しているのに、現職職務の延長上の求人
このような案内に誘導されないことも、理想の転職実現には重要です。
もしあなたがそのようなエージェントと組んでしまったら、
自分の転職理由を見つめなおし、
そのエージェントとの関係を終わらせてください。
「なぜ転職したいのか?」あなたの本音をぶらさず、
断固たる決意で当初の目標達成を目指してください。
まとめ:転職エージェントを上手に活用する4つのコツ
今回の記事では「転職エージェントで失敗するNG行動4選」を紹介しました。
✓ 転職エージェントは厳選する
✓ 転職エージェント登録前に、職務経歴書を準備する
✓ 資料作成は一人で抱え込まず、転職エージェントを頼る
✓ 転職エージェントに何を言われても、本音の転職理由はブラさない
転職エージェントは非常に強力な味方になりますが、
活用の仕方を誤ると痛い目にあります。
人生の節目となる転職活動を成功させるため、
ぜひ参考にしてもらえれば嬉しいです。
みなさんの転職活動が、自分らしいキャリアを実現するきっかけになりますように。



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